Weapon (武器)


魔剣 (Satan sword)

(バルムンク:グランブルーファンタジー)

 


 

 

広義の魔剣とは、

神話や伝説、

あるいは小説やゲームなどの

フィクションに登場する

特別な力を持つ剣の総称で、

その所持者に大きな力を与える点では

「聖剣」と同じだが、

こちらは不幸や災禍をもたらす剣

の意味で用いられる。

 

 

ここで紹介する魔剣は、 

同じく魔剣の範疇に入る

「呪われた剣」

と違い剣そのものに

邪悪な力や呪いを有するものではなく

所持者に対して

直接的な不利益は提供しない。

 

 

ただそれらが武器として

無慈悲ともいえる

絶大な威力を持っている点では

共通している。

 

 

そしてその大きすぎる力

が結果的に数々の不幸や災禍を

生み出したことで

それらは「魔剣」と

称されることになった。

 

 

伝説の中に登場する

有名な例として

「ニーベルンゲンの歌」

に登場する剣

『バルムンク』がある。

 

 

バルムンクは

その剣としての魅力に

魅了された人々の間を

転々としていく。

 

バルムンクの

元々の持ち主だった

ニーベルンゲン族

 

そのニーベルンゲン族を

バルムンクで屠った

ジークフリート

 

そのジークフリートを

暗殺したハゲネ

 

そして自らのものとした

バルムンクを

周りに誇示しすぎたハゲネは

殺害したジークフリートの妻

クリームヒルトの憎悪をかきたて

バルムンクで首を刎ねらた。

 

『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』では

イザークの王子シャナン

が手にしたバルムンクは

まさに圧倒的な力を示した。

 

 

同じく代表的な魔剣の例として

北欧神話の中に、

ラグナロク(終末の日)に

スルトが世界を焼き払う際に使用した

炎の剣『レーヴァテイン』がある。

 

魔剣の定義が

〝不幸や災禍をもたらす〟

なのであれば、

世界を焼き払ったこの剣ほど

不幸や災禍をもたらしたものは

ないかもしれない。

 

 

同じく北欧神話に登場する魔剣に

神々の中でもっとも美しく

万人に愛された神

バルドルの命を奪った

ミスティルティン(Mistilteinn)がある。

 

母フリッグの契約により

世界中のいかなる武器でも

傷つけることができないバルドルを

唯一殺すことが出来た武器が

このミスティルティンである。

 

その剣の正体は

名前の由来ともなっている

植物のヤドリギ(Mistletoe)

 

 


 

登場RPG作品

 

バルムンク (ファイアーエムブレム 聖戦の系譜)  

バルムンク (グランブルーファンタジー)

バルムンク (クロスオーバード)   

魔心剣バルムンク (ロードオブワルキューレ)

レーヴァテイン (グランブルーファンタジー)

ミストルテイン (グランブルーファンタジー)

デスブリンガー (ロードオブワルキューレ)

ラグナロク (ファイナルファンタジー3) 

 魔界の剣 (ドラゴンクエスト4リメイク)